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太田麻里展 / Mari Ota

2020年10月26日(月)〜11月6日(金) @ギャルリー東京ユマニテ

 


Mari Ota “his mom”, 2016 watercolor on paper 34.0×23.8cm

 

ギャルリー東京ユマニテでは2006年以来となる太田麻里(b.1982)の個展を開催いたします。太田は2005年多摩美大油画科在学中に当画廊にて初個展。翌年の新作展では、原稿用紙を繋ぎ合わせた2mもの絵画とともに会期中毎日繰り返されたパフォーマンスは大きな反響を起こしました。その後、ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(ロンドン)、京都市立芸大大学院を修了。2012年?2016年はドイツ、ポーランドを中心にアーティストインレジデンス、文化庁海外派遣で滞在、発表を続けました。近年は東京と名古屋を拠点に活動し日本での発表は6年振りとなります。

今回は2013年のドイツ(ビーレフェルト)滞在から2016年帰国後、最近までに描いた約30点の絵画を中心に発表します。ドイツ、ポーランド、スペイン離島でのアーティストインレジデンスに参加し、それぞれの場所で目にしたものをひとつひとつ確かめるように描いてきたという作品は、映画の一場面のようにストーリー性のあるシュールな画面で、様々なイメージが広がる不思議な魅力を醸し出しています。

また、会期中10月27日(火)〜11月6日(金)まで、B1Fの別会場にて、幼少から身近にあったピアノをモチーフに4mものドローイング12枚を組み合わせたインスタレーション”piano loop”を展開。さらに、その会場において自身が制作した映像や音楽を用いたパフォーマンスを不定期に発表します。

自身の生活環境も大きく変化してきた数年、一人の女性が感じる様々な感情を、日々描かれた絵画と伸びやかな彼女の身体を通して示されるパフォーマンスがどのように交差し記されていくのか、楽しみな展示となります。この機会をお見逃しなく是非ご高覧下さい。

 

<作家コメント>

作品発表を始めてから、絵・ドローイング・パフォーマンスを続けてきました。その3つの方法はそれぞれ違った視点で取り組み、一枚一枚の絵は日常で目にしたものを記憶の断片として描きとめ、パフォーマンスは日常の些細な行為を反復することにより、その範疇を超えて逸脱していく実験としての試み、そしてドローイングはその中間を行き来するもの。今回の個展では、1Fに絵、B1Fにドローイングとパフォーマンスに分けて展示します。

 

会期

2020年10月26日(月)〜11月6日(金) 10:30〜18:30 11月1日(日)・11月3日(祝) 休廊
同時開催:10月27日(火)〜11月6日(金) B1F会場にてドローイング展示、及びパフォーマンス

会場

ギャルリー東京ユマニテ https://g-tokyohumanite.com
東京都中央区京橋3-5-3 京栄ビル1F TEL:03-3562-1305

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